今井美樹

今井美樹がハナマルキのミソの宣伝に出ていた頃は、ふと眉の可愛い子がまさかあんなに長身のモデルとは思ってもみませんでしたが、いつのまにかニューミュージックの歌手として、押しも押されもしない存在になっていました。
今井美樹は九州の宮崎県出身で、1963年生まれです。
実家はオーディオ専門店で、音楽好きの父親の影響もあって幼い頃からピアノを弾いてたそうで、お気に入りは松任谷由実で、高校を卒業後、スチュワーデスになろうと上京して、雑誌「アンアン」などに読者モデルとして出ていてスカウトされ、ファッション雑誌の「エムシーシスターズ」でプロのモデルとして、雑誌デビューしました。
モデルさんのコースは、歌手か女優でしたが、今井美樹もモデルから最初は女優に転進し、「ゲロッパ!」の井筒和幸監督の映画「犬死せしもの」では体当たり演技も披露したらしく、苦労したようです。
歌手デビューは「黄昏のモノローグ」で、1986年ですから、今井美樹の歌手としてのキャリアは20年を超えています。
今井美樹は決して上手い歌手ではないと思いますが、語るような歌い方とみずみずしく上品な声、それに選曲が良くて一気に人気を集めました。
当時の人気作詞家の来生えつこと作曲家の鈴木キサブローが楽曲を提供したのですから、レコード会社の力の入れようが分かるようです。
その後のレコードでも作詞家の川村真澄や作曲家の筒美京平、作詞家の秋元康などそうそうたるメンバーが楽曲を提供しましたが、「PIECE OF MY WISH」どでは作詞家として今井美樹自身が詩を書き、かまやつひろしが作曲するなど徐々に作詞家として頭角をあらわし始めました。
その頃からの今井美樹の曲は、TVドラマの主題歌に使われる事が多く、特に「黄昏のモノローグ」は「妻たちの初体験」の主題歌にもなりました。
TVドラマを媒体として、今井美樹の一般の人にも広く知られるようになり、人気も上がっていったと言って良いでしょう。
今井美樹も女優としてTVドラマに出演していましたが、徐々に歌手へシフトしていきました。
今井美樹の曲ほど、TVドラマに限らず色々な番組のテーマ曲や挿入歌に使われるモノはないでしょう。
なかには角川映画「リング2」にも「氷のように微笑んで」が使われているぐらいで、まったりとして、耳障りならない今井美樹の歌い方がそうしているのか、よく分かりませんが、今井美樹の曲作りは、バランスがよく、プロデュースが絶妙で、楽曲提供者も豪華ですが、今井美樹も作詞家として参画しているものの、必要以上にでしゃばらないのが良いと言えます。