いしだあゆみ

いしだあゆみさんと言えば「ブルーライトヨコハマ」を思い出しますが、ガールズ・ゴスパンク・ユニット、Buono!のファーストアルバムでも「ブルーライトヨコハマ」がカバーされている事には驚かされます。
いしだあゆみさんの本名は石田良子と言いますが、1948年3月26日長崎県佐世保市生まれですから、既に60歳を超えられようとしています。
育ちは大阪府池田市だそうですが、あまり大坂の臭いがしないのは、若い時から東京で活躍してらしたからでしょう。
いしだあゆみさんのイメージは、凛とした筋の通った人で、特にショーケンこと萩原健一との離婚のときも、ショーケンとは対照的な毅然とした態度は、芸能人の鑑のようで、伊達に芸能人を長くやってこられなかっただけの貫禄がありました。
いしだあゆみさんの経歴は、なんとフィギュアスケート選手で、お姉さんもグルノーブルオリンピックの代表になったぐらいの人で、大阪でスカウトされたそうです。
妹さんは、なかにし礼の夫人の石田ゆりさんです。
最初はいずみたく氏についてレコードデビューしましたが、レコードよりTBSのTVドラマで「七人お孫」でお茶の間の人気者になったほうが先のようで、脚本家の向田邦子の出世作でしたが、それ以後も向田さんのドラマには、ちょくちょく出演されていて、幸運なドラマデビューをなされたと思います。
多分女優いしだあゆみさんの原点は、向田邦子さんのドラマであると言えるでしょう。
歌手として大ヒットとなったのは、やはりレコード会社を移られた直後に発売した「ブルーライトヨコハマ」です。
この曲は筒美京平氏の初の大ヒット作で、レコード大賞作曲賞も受賞しました。
その後は映画やドラマの女優業がメインでお仕事を続けられましたが、日本の女優には珍しい、性格俳優として独自の存在感のある演技で、幅広いファン層を掴んだと言えます。
いしだあゆみさんの出演する映画やドラマは、一様に格調の高いモノばかりですが、舞台俳優や映画俳優とは違った、自然体の演技は、リアリティがあって、他の女優にない魅力があります。
歌にしても、淡々とした歌い方は、女優いしだあゆみとダブる独特の魅力があって、まるでシャンソンの様に語りかけるような歌い方です。
年をとるとともに、いしださんの魅力は近寄りがたいものがあり、威厳のようなものまで感じるほどです。
このような女優いしだあゆみを起用して、その魅力を引き出せる監督は、今の日本にどれだけいるでしょうか。