松下由樹

松下由樹はTVドラマ中心の女優にしては、演技力のある実力派です。
堀田あけみの小説『1980アイコ十六歳』をベースにした、1983年の映画『アイコ十六歳』のオーディションに合格して、芸能界に入りました。
映画『アイコ十六歳』でも鈴木麗子役で出演していますが、ミュージカルでもやるつもりだったのか、ロサンゼルスでダンスレッスンの勉強を1988年までやっていたというのですから、変わった経歴の持ち主です。
松下由樹は帰国後、映画『この胸のときめきを』の松森加奈子役でカンバックしましたが、TVドラマでは『想い出にかわるまで』で今井美樹の妹役で、はじめての準主役の座を勝ち得ました。
1992年の『紅い稲妻 人見絹枝』では主人公の人見絹枝の役を演じ、ドキュメンタリー仕立てのドラマとともに、松下由樹の演技も好評でした。
フジテレビの『ナースのお仕事』は、尾崎翔子役で、主人公の観月ありさに勝るとも劣らない重要なキャラクターになっていす。
『ナースのお仕事』は1996年から始まって、2002年まで『ナースのお仕事4』まで作られ『ナースのお仕事ザ・ムービー』など映画化もされました。
いまでは松下由樹の代表作になっています。
2004年のTBSテレビの『世界の中心で、愛をさけぶ』では主人公の国語の教師 谷田部敏美役を好演しています。
フジテレビでは『大奥第一章』で主役の春日局役で好演しています。
松下由樹は、今では、名脇役として欠かせない女優ですが、なぜか映画にはほとんど出ておらず、出演していてもTVドラマの映画化と言ったものばかりです。
これだけの演技力と個性を持った松下由樹が映画に起用されないということは、不思議な事です。
松下由樹の出演料が高いのではと思ってしまいます。
それに引き換えバラエティの方面で、松下由樹の活躍は見逃せません。
特にフジテレビの『ココリコミラクルタイプ』では司会とともに、コントも演じており、出演者は自称ミラクル劇団と称するほど、芸達者が揃っていて、遠藤章造、田中直樹、坂井真紀、加藤晴彦、八嶋智人などのレギュラー陣のほかに、ゲストとして東幹久、榎本加奈子、陣内孝則、釈由美子、岸本加世子、MEGUMI、高橋克実、米倉涼子、石黒賢、黒谷友香、江角マキコ、香取慎吾など多彩な出演者が競演しています。
松下由樹を見ていると、この人がTVドラマだけでこれだけ演技力を身につけたとは、到底信じられませんが、内緒で三谷幸喜の『ダア!ダア!ダア!』や『美女とトークン・マヨネーズ』などのミュージカルに主演していて、やることはやっていると、感心させられます。